今年もオタク川柳さんの”猫耳イラストコンテスト”の季節がやってきたので応募しました。応募条件は「猫耳であること」「イラストのどこかに.moeの文字があること」です。
こんなテーマで描きました
「カワイイは福を呼ぶ」
幸福の象徴である黒猫を更におめでたくしました。日本にはびこる”黒猫は縁起が悪い”という迷信を打ち砕きながら福を振りまいています。
コンテストについて
まず「オタク川柳」というものをご存知ですか?
一次より 二次に手をかけ 家事惨事 (第7回大賞作品)
生活の レベルを下げて レベル上げ (第8回大賞作品)
アニメ見て 泣く俺を見て 母が泣く (第9回大賞作品)
壁ドンを やってくれるの ルンバだけ (第10回大賞作品)
パソ消して 消える美少女 映るデブ (第11回大賞作品)
こんなかんじでオタク目線で世論を詠むのがオタク川柳。株式会社インターリンクさんが定義して、毎年コンテストを開催しています。詳しくはこちらを見ていただけると分かるかと↓
さて、このコンテストには川柳部門だけでなく、その年の看板娘「にゃこ式部」を決める二次元キャラ部門(イラスト)、三次元キャラ部門(実写)があります。これらは全て一般公募で集められ、各部門で最終選考に残った10作品から一般投票で大賞を決めます。みんなで楽しめるお祭りになっているんですね!私はそんな二次限キャラ部門に応募したのです!
キャライメージ1
とある黒猫の話。
昔から日本では、黒猫は厄除けと福と商売繁盛の象徴だったと言われています。
一説では、黒猫が横切ると店が繁盛するとも言われています。というわけで黒猫は考えました。
「全国を歩いて店の前をたくさん通れば、全国のお店が繁盛するのでは」と。
「よし!日本経済を盛り上げるぞ!」
黒猫は旅に出ました。
めざせ全国黒猫ランウェイ計画!!!
キャライメージ2
黒猫は「みんなハッピーになぁれ」という気持ちで歩きました。東に店があれば通って繁盛させ、西に人がいれば行って可愛がられるのです。
しかしそんなある日、黒猫は出会った人間にこう言われました。
「黒猫に会ってしまった。縁起が悪いなぁ」
黒猫は驚きました。
そう、”黒猫が横切ると不幸が起こる”という迷信も、世間には浸透していたのです。
みんながみんな黒猫を見て福を感じるわけじゃないんですね。
そりゃそうです、由来を知らなければ喜びようがありません。福を呼ぶモチーフであるダルマも招き猫もおたふくも小槌も、由来を知らなきゃただのオブジェなのです。
なので黒猫は「会えてラッキー!今日もハッピー!」と思ってもらうため、縁起アピールに加えてもう一つ説を作ることにしました。
キャライメージ3
黒猫がひらめいた説とは!
その名も
カワイイパワーで”笑う門には福来る”説!!!
ーーというものでした。
人はカワイイものを見ると笑顔になります。
そして昔から、笑う門には福来ると言います。
カワイイ→笑う→福来る、
この流れはつまり「カワイイは福を呼ぶ」ということになるのでは!
そんな訳で黒猫は「何か由来があって福を呼ぶ」だけではなく、ただただカワイイから福を呼んだのだ説を推していくことにしました。
ダルマも招き猫も小槌もおたふくもみんなみんな、ただただカワイイから福を呼んでいるのです。
カワイイなと思った人はハッピーに!
縁起ものだと知っている人は、
カワイイ+ありがたみで二倍ハッピーです!!
黒猫の旅は、店を横切りながら、カワイイ自分を見てもらいながら、カワイイモチーフを見つけていくものになりました。
全国を歩き回って福を呼びまくって、日本経済をぐるぐる回すのが黒猫の夢なのです。
(イラストはそんなイメージで描きました)
結果
10選に入らずでした。残念!